パパ塾奮闘記 親子二人三脚でいざ高校受験

二児の父親がいかにお金をかけずに息子を高校受験合格に導きます

数学(2)

前回は、マイナス(-)の世界とプラス(+)の世界の話をしました。そのイメージを持ちつついよいよ加法と減法の話に入っていくのですが、ちょっとその前に大事な話をします。

 例えば、4+2-8と言う計算式があった時に、慣れている人なら答えはすぐにー2と出せますが、初めてマイナス(-)の世界に足を踏み入れたばかりのお子さんは、なんじゃこりゃ!?となりますよね。
その原因のひとつに数字の前についている+-が一体何なのかを区別しておく必要があります。

 一見同じように見える+-でも、違う意味を持っています。それは、符号の+-、加法減法の+-かと言う違いです。プラスマイナスと、たす、ひく、の違いです。この違いを混同することで一気に「正負の数」に関しては苦手意識が芽生えます。

 ここで重要なワンポイントです。符号の+(プラス)は表記が省略されると言うこと。

 上記の4+2-8で考えてみます。素直に考えてください。4たす2ひく8ですね。つまり、式自体には符号はついていないのです。

 ここ重要ですよ。小学生では当たり前だったことが、中学生になりプラスマイナスが入ってくると難しく考えすぎてしまうのです。

 今からそれを解き明かしていきます。それぞれの数字に符号をつけて考えます。以下のようになります。

 (+4)+(+2)-(+8) いかがでしょうか。読み方としては、プラス4たすプラス2ひくプラス8となります。慣れるまでは全てプラスマイナス読みにするのではなく、符号はプラスマイナス、加法減法は、たす、ひく、と読むほうが理解しやすくなると思います。

 これを見てお気づきの方がいるかもしれませんが、符号のプラス(+)は表記が省略されるのです。
プラス4とプラス2を足して、プラス8を引いてあげればいいんだな!と考えるクセをつけていくと、加法減法もさほど難しくなくなります。余談ですが、符号のマイナス(-)は省略できないので(-3)とかの( )書きになるのです。ここを少し頭にいれておくと次回からの話もスムーズに理解できるかと思います。

 次回はマイナスを引くと言うちょっとややこしい減法のお話です。